2015年11月25日水曜日

「カウンセリングはなぜ話を聴くだけなのか」という記事

新聞記事
「薬に頼らないこころの健康法」に
投稿された一般の方に答えた内容です。

大学の診療科教授であり精神科医の先生が答えていました。
質問内容です。
「メンタルクリニックに行っても、カウンセリング専門の所にいっても
ただ聴いてクリニックはお薬を出されるだけ。
カウンセリングでも話をただ聴くだけ。心理士はなぜ聴くだけなのか」


先生の答え(記事より抜粋)
傾聴が多い理由等の後に「大人は、怒りと不安を抱えつつも顔には出さないで都市の雑踏を淡々と
歩いている大人たちです。傾聴だけで目的が達すると考えることは的外れと言えます」

「薬だけの精神科医でもなく、聴くだけの心理士でもない、新たな都市型の治療者像が
求められているといえるでしょう」、、と締めくくられていました。




とても納得しましたが、多くの場では傾聴型のカウンセリングを行っている
場が多いのは事実です。。

「こころ」がしているカウンセリング方法は傾聴でもなく、アドバイス型でもありません。

先生のお言葉を借りれば「新たな都市型」になるのでしょうか。
例えば、その人の問題行動をどうするか、、という場合
内面の変化に焦点を当て、その結果として行動が変わる。
問題行動をしている時、何かを考えています。考えている時の感情に向き合い
感情を処理することにより、結果として思考の自然な変化。行動の自然な変化を促していきます。






でも、私は思います。

傾聴を否定していません。

なぜならば、
かうんせりんぐをしていく中で、お話を聴くということは
とても大事な要素だからです。
お話を聴いてもらってすっきりして、それで相談される方が居心地のいい
日々が過ごせたら、それは素敵な事です。

お話をされて、なんとなくちょっとはすっきりしたけどまだ何だかなー
と思われたら感情に目を向けるカウンセリングをしてみるのもいいかもしれません。


私は思います。

お薬だけの精神科医を否定しません。

なぜならば、
症状がひどく、毎日がしんどい時。
例えば、毎日毎日眠れない、、
幻聴が聞こえる、、、
不安で不安定でたまらない、、、

色いろな症状がお薬で和らぐのは、やはりご本人が楽になること
なので、必要な事だと思っています。

心理的な方面からのアプローチとして、カウンセリングを併用するのは
相乗効果になる場合もあります。



生きづらさを感じている方が、居心地の良い時間がたくさん過ごせるように
ご自分に合った方法を見つけられるといいですね。




名古屋かうんせりんぐこころ

http://www.counseling-cocoro.com/









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